2008年11月20日木曜日

11/20 Today 西宮えびす「誓文祭」

誓文祭-JTB 国内旅行: "年始の諸祈願のご神恩に対しての感謝の祭典が行われる。西宮神社は商売繁盛の神様として信仰されているえびす様を祭る、全国の総本社として知られている。
開催期間 2008.11.20(木)
会場 西宮神社
住所 兵庫県西宮市"


誓文祭の由来:
誓文払い
十月二十二日の恵比須祭を中心に行われる商家の蔵ざらえ。廉売デー。商人が平素の利得の罪ほろぼしのために、この日に限って、特に品物を安価に売って、神仏に謝罪しようとしたことから起ったと言われる。しかし、次第に、誓文払い用の特別廉価品を仕入れて売るようになり、期間も、五日間から一週間位にまでのばされて、売らんかなの催しになってしまった。

誓文とは、神に誓う起請文のことで、嘘いつわりの罪を払い、神の罰を免れようとするのが誓文払いである。京都ではこれをえびす講という。

えびす講は商人が蛭子神をまつるもので、もと誓文払いとは別の存在であったのが、日を同じくするところからいつしか混同したのである。えびす講は、俗伝によると、推古天皇九年聖徳太子がはじめて市を設けて商売をはじめさせられた時、蛭子神を商鎮守の神としたのに始まるという。

東京名物の「べったら市」もこの蛭子講の名残で、もとはえびす講の器物や塩鯛などを売る市であったのが、今は浅漬沢庵などを売るようになったもの。

京都四条通の京極を出た南側、祇園お旅所の西の端に誓文返しの神という「冠者殿」がまつられていて、商人や遊女が日頃客をあざむく罪を祓ったものである。一に悪王子とも言い、御神体は、日の神とも、素盞嗚尊とも、あるいは土佐坊昌俊とも言われる。昌俊は義経に自分が討手ではないと誓文をしたためながらこれを襲い、失敗して誓文を反古にしたのを後悔したところから、これを祀って誓文払の神としたのだとある。

牧村史陽編の「大阪ことば事典」より

旧暦の10月20日を新暦変換して11月20日となった。

もともと商人と遊女は客をあざむくのが当たり前だったのだ。商品は、自分で見て触って、「現状有姿」を納得して、自己責任で買う。そういうものなのである。お上が過度に介入するものではない。

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